Sram Etap axsなんですが、12速の無線タイプは、革新的なディレーラーといって、もてはやされています。
ギヤ比の差が小さく、クロスレシオ(細かく速度やパワーを調整できる)ですごいとの各社雑誌でネット上ではベタ褒めなんですね。
しかし、褒める人もいればダメだしする人がいます。色んな意見があっておもしろいですね。
確かめるべく、自分でギヤ比を計算し、何が問題なのか?検証してみました。
ケイデンス80rpmの時、ギヤと速度の関係を計算してみました。通常使っているシマノとスラムを比較してみました。
シマノ:フロント50-34T、スプロケ11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
スラム:フロント46-33T、スプロケ10-11-12-13-14-15-17-19-21-24-28-33
ネット批評では、フロントを小さくして、スプロケの枚数がどんどん小さくすると、ギヤ比の差も大きくなって、高速域がクロスレシオではなく、ワイドレシオになるとのこと。
計算しても大きな違いがわかりませんが、よっぽど速い速度域の話なんでしょう。おそらく50km以上で巡航するすごい人達のことなんでしょうね。私には、全く関係のない速度ですね。
スラムの場合、私が最も多く使う中間速度の40kmから20km付近がものすごくクロスになっており、相当走りやすそうですね。
シマノだと、40kmから20kmの速度域のギヤは9速
スラムだと 40kmから20kmの速度域のギヤは11速を選択できる
また、低速域の速度差も、フロントが小さくなったため、クロスレシオになっており、速度変化が小さいですね。36Tも夢じゃありません。私みたいな体重が重い人間にはもってこいですね。
プーリーが小さくなるから、抵抗があるとのご意見もあるようですが、そんなに違うんですかね。よくわかりません。
プーリーが小さくなれば消耗が激しいとのご意見もあります。46-10Tの速度域で走ることはほぼないでしょう。ある部分が消耗頻度が高いということはありません。むしろ巡航速度域がクロスになっているので、バランス良く減るんじゃないでしょうか。
ちなみに、シマノは、11Tだけ1枚交換ができるから経済的という意見がありますが、そもそも、スプロケ自体安いので、1枚だけ交換せずに、全取っ替えしましょうよ。
しかしながら、スラムはスプロケが高すぎーる。5万オーバーって。買えません。
スラムのパーツ供給にも疑問とありましたが、まさにその通り。
日本では、シマノ。シマノが13、14速を作ってくれれば問題ないのですが。
色々なアンチ意見がありますが、私はスラムがあり!だと思います。使用用途がブルベですので。また、スラムは無線というところが最先端の感じがします。余計なケーブルが必要無いわけで。メンテが楽ちんなんじゃないでしょうか。
でも買えないですね。セットで33万って。買えません。