薪割2週目

今年も原木が届き薪割を開始したわけですが、これまた久々なのでシンドイです。

性能の落ちたチェンソーで玉切り→中腰で腰に負担。そして、トングを使って薪割台に乗っけて、斧を5回ほど振り落とす。振りかぶるのに力が必要です。

これまでこんな過酷な作業を手割りにこだわり10年近く、薪づくりをしてきました。心が折れず割続けられたのも、道具のおかげ。特に今回は、斧について記載いたします。私は、斧を3本持っていますが、すべて大変満足しており、使い続けております。違う斧も試したことはありますが、これら所有する斧が秀逸すぎて、他を必要としません。今日は、これら私が所有する斧について、個人的意見を踏まえて解説いたします。ただしグレンスとバーコしか知りませんのであしからず。

グレンスフォッシュ

薪割の世界では、大変有名なメーカーですね。1902年創業でスウェーデンのメーカーで、職人が個人の責任で最初から最後まで作られている工芸色強い斧です。

グレンスフォッシュ 大型薪割 442

グレンスフォッシュの大型薪割(中大径木用)品番442

これまでほぼこのグレンスフォッシュの斧を使ってきました。ヘッドが1800g?と軽く、女性陣や子供でも振りかぶることが可能です。先が非常に鋭利であり、研げば紙も切れるほどになります。あと素晴らしいのが、玉に必要以上に食い込まないこと。先が細くて長いと、木に刺さってしまって割れません。絶妙な感じの形状となっていないといけません。次に紹介するグレンスのハンマー斧450は、先が長すぎて刺さってしまい引き抜くのに手間がかかります。いかに食い込み良くそして割れるか?この442は、最強の薪割斧だと思います。

ただ、ヘッドが軽いので、スピードで割る感じです。瞬発力が必要です。最近瞬発力が亡くなってきました。ゴルフのヘッドスピードもがた落ちです。ゴルフと一緒ですね。腕で振らない。体で振って遅れてヘッドが玉にあたる感じで振り下ろします。太い玉や節やら2又の木は割れません。

10年くらい使いましたが、一度も柄を買えていません。初めて使った時は、振りかぶりが定まらず、よく柄をぶつけていましたが、グレンスはちゃんと鉄で保護がしてあります。一応変えの柄はありますが、まだ当面大丈夫そうです。

あと刃のメンテにつきましては、ダイヤモンドシャープナーを購入しました。シャープナーの柄が特徴的で、グレンスの斧に最適化されているようです。なにも考えずただこするだけで、先がばっちり鋭利になります。最終的には、ストーンで磨くようですが、そこまで必要ないでしょう。

グレンスフォッシュの大型薪割(中大径木用)品番450

442が軽いので、少し重めのグレンスが欲しくて購入しました(写真さびていない綺麗な方)。ハンマーヘッドタイプでかっこいい。重量は2600gあり少し重たい程度ですね。

しかし、この斧駄目です。先が長すぎて玉に刺さってしまいます。ほとんど出番はありませんが、たまに気分転換で使うといい重さです。乾燥した玉なんかは刺さりませんので抜群の破壊力を持っています。

バーコの斧

 BARCO バーコ

今、アマゾンで探したらありませんでした。このタイプのヘッドは売っていないようです。最初グレンスと出会う前は、このバーコで割っていました。ヘッドが3000gの重ヘッド(ゴルフのpingドライバーみたい)ですので、振りかぶるのにコツが入ります。とにかく体を使って反動で頭の上に持って行きます。あとは、ヘッドの重みだけで、玉に落とします。落としさえすればほとんど割れますよ。2又の玉や筋が悪い玉は割れませんが。その場合は、3~5回ほど落とすか、斧を入れる筋を換えてやると割れます。

最近は、原木が太いのでこのバーコの斧で割ります。振り上げて落とすだけで楽ちんです。私みたいに体重があるものは、使いこなすことができますが、やっぱり日本人には厳しい重さかもしれませんね。ただ安く(6000円くらい)て長持ち。初期から使っているので、柄の先がボロボロになっていますが、まだ大丈夫そうです。換え柄はなさそうなので、新しく購入するしかないようですね。

いかがでしたか?私は、バーコで主に割り,細く玉は、グレンスで割るといいた風に使い分けています。皆さんはどのようにされているんでしょうか? それでは。

昔はグレンスフォッシュの大型薪割太そうで割れそうにない斧は、